昨年末には行事がありすぎて、なかなか投稿出来ずでした。
「大人のピアノカーニバル」の運営
12月16日。
西新パレスセンターで、「大人のピアノカーニバル」の運営に携わりました。
私の現師匠、岡原慎也大阪音楽大学大学院研究科長(長い、要するに偉い方です)が始められた、40歳以上のピアノコンクールです。
いったいどうなるんだろう?
だって、大人なって始めた人やら、音楽大学卒業でもう一花咲かせたい人やら、色んな方が出られるわけで収集つくのか?と、半信半疑なまま、開演。
私の生徒さんも何人か出てくださり、ちょっとドキドキでした。
プログラムのコメント欄を見てビックリ。
いろんな人生を背負ってらっしゃる方の多いこと。
- 兄弟のために音大進学を諦めて就職したけど、ひと段落してやっぱりピアノが弾きたくてピアノ練習を再開した方。
- 認知症のお母さんを見ながら、なんとか趣味のピアノを生きがいにしてらっしゃる方。
- 農業をしながら作曲をして自作曲を弾かれた方。
コメントを読んだだけで、鼻の奥ガツンとしてしまいました。
大人になってはピアノを始められた方でしょうか、緊張の余り、同じところを何度も弾いて抜け出せなくなり、会場は凍りついてしまいました。
すると誰からともなく、「頑張って!」「大丈夫よ!!」の声がかかり出し、弾き終わられた時には審査員の先生方一同が、高く手を挙げて拍手。
スタッフが駆けつけて、背中をさすって、「大丈夫ですよ、よく頑張られましたよ」の声。
もうだめ、中村、涙が止まりませんでした。
最後の岡原先生の言葉
若い子の演奏は、人格が出るが、皆さんの演奏は人生が出てました。
これからも、ピアノと共に豊かな人生を歩んでください。
とっても良い1日でした。